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駿府公園巽櫓
by sakamoto_tmc
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「本日のパル」
                                                                                                                                                      冬冶さんのエッセイ・・・・・『第10惑星を探せ』

5月8日の夕刊に、探せ第十惑星と題して紙面半分、大きく掲載された。

 われわれの太陽系には、太陽に最も近い水星から金、地球、火、木、土、天王、海王、冥王星と九つの惑星が知られている。

 第十惑星を探せというのは、、最近一番遠い冥王星の近くで、新たな天体が次々と発見されており、冥王星より大きい天体の発見も近いことが予想され、第十番目の惑星が発見できるかもしれないからである。

 各国がその発見を競っており、わが国の国立天文台のスバル望遠鏡もその領域を探索することになっている。

 太陽系の惑星は、固い地表面を持つ、水、金、地球、火星の地球型惑星、表面をガスで覆われた木、土星の巨大ガス惑星、および表面はガスで覆われているが、その5割以上が氷で出来ている天王、海王星の氷惑星の三つに分類されている。

 しかし冥王星は氷と岩石からなる巨大な核があり、その周りをエタンなどの氷の層が覆っている。前記の三種類の惑星とは異なっており、公転軌道も他の惑星とは大きくずれていること、そして月よりも小さいこと(直径2274km)から、むしろ岩石の塊である小惑星とよばれるものに近いと考えられるのである。

 ご承知のとおり、火星と木星の間には多数の小惑星が集中する小惑星帯があり、最も大きいセレス(直径910km)をはじめ数百万とも言われる小惑星が漂っている。

 もう一方、海王星の外側にはカイパーベルトと呼ばれる小惑星の集中した領域があり、その中には冥王星とそっくりな運動をしている集団がある。

 今このカイパーベルトには800個以上の小惑星が確認され、2001年に発見されたクワオワ(直径1300km)のほか、冥王星に匹敵する大きさのものが存在すると推察されている。

 冥王星は1930年に発見されたが、いまでは惑星というよりカイパーベルトに属する小惑星の一つと考えられるとする説がだされているから、惑星としての地位を見直す動きがあるのである。

 このカイパ-ベルト天体の中からは、最近直径1600km、今まで最大の天体が発見された。数年以内にも冥王星(直径2300km)より大きいものがみつかるのではないかと、各国で観測に鎬を削っているところである。

 実は2001年に冥王星の外側で発見された直径約1300kmの巨大な小惑星クワオワも,発見当時は太陽系第十惑星の発見と騒がれたけれど今ではカイパーベルトの小惑星の一つと考えられているのである。

(2004.05.12)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・ほんなこつ、わっかりまっしぇん!

# by sakamoto_tmc | 2009-04-21 10:08 | 全体
桜の次はツツジだぜ!また花見じゃぁぁぁ!!
「本日のパル」
                                                                                                                                                      冬冶さんのエッセイ・・・・・『とりとめもなく今おもっていること』 
 
  この4月中旬で、ガン手術後丸4年経った。先月CT検査をしたので、この10日に主治医から説明を受けることになっている。

 勿論再発,転移がないことを祈っているけれど、こればかりは運を天に任せるほかはない。あと5年はどうしても生きていたいと悲願をたてたから、私としては4年目のハ-ドルはクリアしなければならない。

 このごろはガンを生活習慣病の一つだと考えるようになっている。ガンはどこにでも勝手に発生すると思われているけれど、生活習慣病となれば、発生の素地は知らず知らず自分で作っていたことになる。

 しかし手術後の再発、転移は、ガン細胞が完全に切除されたと考えても、見逃されたガン細胞はリンパ腺に潜んでいて、他の臓器に辿り着き増殖を始めるものだ。

 だからガンは再発、転移は避けられない、死に至る病だと恐れられているのである。
手術後は食、生活環境には十分注意して暮らしているはずだけれど、再発、転移は免れないことが多いわけである。

 先月、厚生労働省がガン患者と回復した人8000人あまりを対象に全国調査をした結果が発表されている。それによると、落ち込み、不安、恐怖など精神的な悩みが最も多く、52.9%、次いで痛み、副作用、後遺症など身体的苦痛、48.1%、そして37.6%が生き方、生きる意味などに関する訴えであった。

 自分が十分気をつけていても、ガン細胞は勝手に再発、転移するから、再発、転移したらどうしようと今から心配するのはやめたい、あまり意味がないように思っている。

 ガンは5年以上何もなければ治癒したものと認められるから、5年目のハードルは是非超えねばならない。5年目まではだからやはり気になるのはしかたない。

 「バカの壁」の養老先生も、人生で唯一つ確実なことがあり、人生の最終回答は死ぬことである。人間の致死率は100%なのだ。ガンの5年生存率がなん%だと心配しても、その比ではないのだと、言っている。

 ある年齢になると死というものを考えるようになる。死について考えることは大切だが、死んだらどうなるかというようなことで悩んでも仕方がない。自分の死について延々と悩んでも仕方がない。死の恐怖を如何に克服するかと言ったところで、考えても答えがあるものではないとも言っている。

 人間は悩むものである、でも悩んで延々と答えを求めて悩むことはやめにしようと、再発、転移のことに関して、今とりとめもなく考えているところである。

(2004.05.08)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・判りまっしぇん!!

# by sakamoto_tmc | 2009-04-10 15:22 | 全体
春だ!花見だ!!きん〇〇だ!!!
「花見のパル」


                                                                                                                                                     冬冶さんのエッセイ・・・・・『大豆をもっと食べよう』

 大豆を常食とする中国や日本では、更年期になって血圧やコレステロールの上昇の程度が少ないことは前からよく知られていた。

 大豆は良質のタンパクが多く含まれており、日本でも畑の肉といわれて、重要なタンパク源として食べられてきた。大豆タンパクはコレステロールを下げるので、脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化の予防に大変効果がある。

 その上最近になって、大豆に含まれるイソフラボンに女性ホルモン様の作用があり、心筋梗塞や骨からカルシウムが溶け出すのを防ぎ、乳ガン、前立腺ガン、など多くのガンの抑制にも効果があることが明らかになった。

 日本人は納豆、豆腐、味噌醤油など大豆製品から1日18mgほどのイソフラボンを摂取している。大豆を常食しているとイソフラボンを多く摂取していることになり、その効果で心筋梗塞になりにくいのだが、大豆を食べないイギリスなどは多いのである。

 南米に住む日系人は、大豆は牛の餌と思っているから、大豆はほとんど食べない。
その日系人の更年期の人々に豆腐100gに含まれる量のイソフラボン50mgを食べ続けてもらった実験結果では、血圧やコレステロールの値が低下することがわかった。

 またイソフラボンを与えると、骨からカルシウムが溶け出す時に出てくるピリジノリンやデオキシピリジノリン(ともに骨そしょう症の検査対象成分)もはっきり抑えることがわかった。大豆を常食する人は骨そしょう症になりにくいことになるのである。

 欧米人のように肉食中心の食生活を続けてゆくと、男性は前立腺ガン、女性は乳ガンの発生率が高く、ついで肺ガン,大腸ガンの発生が多くなることがわかった。
ガンと食生活の関連はきわめて高いのである。
日本人も今では、大腸ガンが増え、男性の前立腺ガン、女性では乳ガンの発生率が急増している。

日本でもこれらのガンが増加しているのは、食事内容の洋式化に伴い大豆製品があまり食べられなくなったことも関連していると推察されるのである。

それから病理学的に見て、ガンが成長し転移するために周囲に毛細血管を多く作って栄養補給する。この血管造成をイソフラボンが抑制することもわかった。
血管が造成されないとガンは増大できず、小さいままで推移する。ガンとの共存が可能となるのである。

 こんな利点があるので、摂取量が漸減している大豆製品を、特に若年層がもっと多く食べるように勧めたいものである。

(2004.05.06)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・どぎゃんもこぎゃんも、わからんばい!

# by sakamoto_tmc | 2009-04-02 16:44 | 全体
寒の戻りか、花見遠のく。
「本日のパル」
                                                                                                                                                      冬冶さんのエッセイ・・・・・『熊野の長藤』

東海道,見付の宿から浜松宿へ天竜川を渡る池田の渡しのある池田の宿に、生まれ育った熊野御前は、教養豊かな美しい女性で和歌の道に通じ、親孝行な娘として、当時の人々に女性の手本とたたえられていました。

 母親は池田の宿で多くの遊女を抱えた大きな旅籠の女主人であったといわれています。

熊野御前の評判は平宗盛の耳にも達し、治承4年(1180年)、熊野は京で宗盛の寵愛を受ける身になりました。

 その後、故郷の池田宿に残した母親が病気になったという連絡をたびたび受けたので、宗盛に帰郷の許しを申し出るのですが、彼女と別れるのがつらい宗盛は許可しないできました。

 今度も池田宿から朝顔という使いが手紙を持ってきて、老母が病気で熊野に会いたがっているので、帰郷してほしいと伝えます。

宗盛にもこの手紙を見せ帰郷を請うたのですが、まだ許しがでないので、熊野は母を思って塞ぎ込んでしまいます。

宗盛は熊野を慰めるため京、清水寺の花見に連れ出します。熊野は途中の寺院にも祈り、清水寺では御堂にながいこと篭り、母の病気平癒を祈願します。

花見の宴も始まったので、宗盛に呼び出され酒宴に連なります。そして宗盛の要請で一さし舞を舞うのです。

舞半ばで村雨が降りかかりサクラの花を散らしてゆきます。
春雨の降るは涙か、散るを惜しまぬ人があろうか、都の春は惜しけれどまた春になればサクラの花に会うことも出来る。でも東の花は散れば再び会うことも出来ないと、和歌を詠んで老母のことを偲び、帰郷の許しを請うのです。

 宗盛はこの歌を聴いて、深く心を打たれ、哀れに思い即刻暇を取らせるから、東に下ってよいと帰郷の許しを与えます。熊野はこれも観音様のご利生と喜び、そのまま暇を取り故郷に帰ってゆきます。

 熊野とその母の墓は池田の渡しのほとり、行興寺に並んでのこっています。
熊野は藤の花を愛したということで、お手植えと伝えられる藤の花が、今も熊野の長藤として、行興寺の境内に、毎年4月下旬から咲き誇り訪れる人々を魅了しています。

 熊野の5月3日の命日にあわせて、4月下旬から5月初旬まで、長藤祭りが行われ、藤娘の選出、謡曲熊野の上演など、多くのイベントがあり、大勢の観光客が訪れています。

(2004.04.27)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・どや?わかっか!?

# by sakamoto_tmc | 2009-03-26 10:02 | 全体
あとちょっとで花見じゃ。ひひ。
「本日のパル」
                                                                                                                                                     冬冶さんのエッセイ・・・・・『時空のゆがみ』

 アインシュタインが一般相対性理論で予言したことは、おおむね正しいことが証明されている。しかしまだ観測も実証もされていないものが残っている。

 そのうちの一つは、巨大な質量を持つ物体の周囲では時空が歪んでいる、そしてその物体が回転していれば、その周囲の時空は回転の方向に引きずられてしまうというのである。

 地球も自転により回転運動している。地球の周りの時空も、地球の自転によってひきずられているのだろうか。

 それを検証するために、この20日にNASAは人工衛星GP-Bを打ち上げた。
GP-Bは18ヶ月にわたり高度640kmの軌道を97.5分ごとに一周する。

 従来の三千万倍という超高精密なジャイロスコープ(姿勢観測装置)を4台搭載して、衛星に積まれた望遠鏡をペガサス座のIM星に向け続け、その光を基準にジャイロスコープと超伝導量子干渉計によって衛星の姿勢変化を検知し続けるのである。

 もし地球の自転により地球周辺の時空を引きずっていれば、衛星の姿勢への変化として検知することが出来る。検出が成功すれば、初めての実証例となるのである。

 ブラックホールが回転していなければ、ロケットは中心の特異点に向かってますぐに落ち込む。もし時計回りに回転していればそれに近づくロケットは左向きに強制的に引きずられながら、落ち込んでゆくのである。この引きずり効果はこれを唱えた二人の物理学者の名をとって、レンズ・シェリング効果と呼ばれている。

 つまり今回の人工衛星打ち上げは、地球の自転によるレンズ・シェリング効果で地球の周辺の時空が引きずられているか否かを検証する試みである。

 地球の周囲の歪みを観測するアイデアは、すでに50年代からあったが、資金面と技術面から延期されてきた。

 今回の打ち上げが旨く行けば1年半ほどのうちに結果が出ると期待されているのである。

(2004.4.22)


『重力波』

アインシュタインの一般相対性理論で予言された現象のうち、ブラックホールの存在は既に確かめられている。時空の引きずりの方は、NASAが人工衛星GP-Bを打ち上げて観測を始めている。地球の周りを周回しながら、地球の周囲の時空が地球の自転の方向に引きずられているなら、そこを通るGP-Bの傾きとして検出されることになる。

 いまだ直接的に検出されていない現象に、重力波がある。アメリカを始め日本や欧州が巨大な観測装置を建設して、世紀の発見に激しい一番乗りを競っているのである。

 電荷がないと存在しないと考えられていた電場(電気力が働く空間)や磁場(磁力が働く空間)は、電荷が振動すると波となって、電荷を離れ遠くまで伝わってゆくことが出来る。これが電磁波である。アインシュタインの予言は重力場も同じように物質を離れ、重力波となって空間を伝播することが出来るというのである。

 大きな質量を持つ天体の回りには、強い重力が働く。天体に何らかの衝撃がもたらされると、そこから重力波が発生する。

 超新星爆発やブラックホール同志の衝突、銀河の衝突など、強い重力を持つ天体の運動で、さまざまな規模の重力波が宇宙空間へ放出されるという。

 もともと大きな質量やエネルギーを持つ天体が衝突や爆発などによって質量やエネルギーの分布が急激に変化した時に発生するのである。

 アメリカと同じ観測法で(LIGO)、地下トンネルにTAMA300という重力波干渉計をおいて、日本の国立天文台のチ-ムが観測を既に行っており、重力波の影響によるレーザー光線の微妙なズレを検出する。10のマイナス19乗程度のわずかなズレも検出できるそうだ。

 さらには神岡鉱山の地下で、より感度のたかいレーザー干渉計を設置して重力波の検出を目指す計画(LCGT)が進んでいる。

 欧州の計画(LISA)では、地球公転軌道に3個の人工衛星を打ち上げ,各衛星間にレーザーを走らせて、重力波による乱れを検知する方法だが、衛星の打ち上げは2010年ごろの予定だという。

 いまのところ、アメリカのLIGOや日本のTAMA300などの重力波検出装置が、一番乗りを目指しているのだが、日本のLCGTや欧州のLISAがその後を追いかける予定になっているのである。

 重力波の存在が検出されれば、一般相対性理論の正しさがまた確かめられることになるのである。

(2004.05.19)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・こりゃこりゃ!ここはどこぞな?

# by sakamoto_tmc | 2009-03-19 10:48 | 全体
早く花見をしたいのぉ!
「本日のパル」
                                                                                                                                                    冬冶さんのエッセイ・・・・・『関サバ』

 先日なじみの日本料理専門店に夕食を食べに行ったところ、珍しく関サバが入ったので、押しズシにしましたと、厚めのカマボコ程度に切ったサバの押しズシが出てきた。

 ご存知、関サバ、関アジは大分県豊後水道の急流にもまれて育った、香りも味も格段に優れた魚で、佐賀関漁協が全国ブランドで売り出している。

 最近は漁獲量が最盛期の三分の一に落ち込んで、旨くても値が張るから、専門料理店でもなかなか入手困難になってきているとのことで、この店でも珍しく入手できたという。

 佐賀関の漁民は仕切られた漁場内で、一本釣り漁法を守っているそうだが、遊漁船業者が境界ぎりぎりまで乗り入れて漁場あらしをしたり、よそから船団を組んで巻き網漁法をやる漁民もいるそうで、いわゆる関アジ、関サバ紛争が絶えない。

 関サバ、関アジのブランド名は、この海域でとれ、かつ佐賀関漁協で水揚げしたもののみに許されている。

 一本釣りで丁寧に漁獲されて、すぐに処理をして消費地におくっているから、魚の傷みはきわめて少ない。

 エサが豊富で強い海流にもまれて育った魚は、余分な脂肪がつかず、身が引き締まっている。だからサシミでも食べられ、肉は強い弾力感があり、くどくない旨味は非常に人気が高いものがある。

 しかし、漁獲量も少なく、高級ブランドで値も高いから、まがい物も横行しているそうで、関サバありますと書かれた看板があっても、食べて見るまでは本物かどうか疑って見ることも必要と言われているのである。

(2004.04.21)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・ほりゃほりゃ!さっさと答えんかい!!けけけ!!!

# by sakamoto_tmc | 2009-03-13 15:49 | 全体
啓蟄とか。
「昔日のパル」
                                                                                                                                                    冬冶さんのエッセイ・・・・・『ブラックホール』 

 2月19日の新聞は、巨大ブラックホールが星を粉々に破壊して飲み込む場面を、NASAが始めて観測したと、写真入りで報道している。

 このブラックホールは地球から7億光年も離れた銀河の中心部にあり、NASAとESA(欧州宇宙機関)の両X線望遠鏡で観測に成功したという。

 たまたま近くを通りかかった太陽くらいの大きさの星が、ブラックホールに飲み込まれてゆく場面だとして、非常に強いX線を捕らえるのに成功したのである。

 また昨15日の新聞には、中質量のブラックホール同志が衝突して大きくなり、巨大ブラックホールに成長してゆくことが日本の学者らによって観測されたと、これも写真入りで報道された。

 いまでは小学生でもブラックホールという名前は知っている。

 周囲のあらゆるものを飲み込み、光さえ脱出できない暗黒の天体が銀河の中心部に存在している。太陽の30倍以上の重い星が燃え尽きて超新星爆発を起こし、そのあとに中性子星が残る。

 中性子星の重力崩壊が際限なく進んで、ついには星は一点に収縮してしまう。
この時その周囲には巨大な重力による暗闇、ブラックホールが誕生するといわれている。

ブラッホ-ルの重力は光の速度よりも大きいので、光さえも脱出出来ない文字通りの暗黒の天体である。

最初ドイツの天文学者、シュワルツシルトがアインシュタインの相対性理論の中の重力場の方程式を解いて、物質が一点に縮んだ際の、物質の周囲の時空の構造はどうなるかを考えたところ、地球程度の質量の星であれば約8ミリ、太陽であれば約3kmの半径以下に縮めるとブラックホールが誕生することがわかった。

 その後ブラックホールはX線天文衛星の観測によって実際の存在が次々と確認されている。

 この見えない天体は、近くに星があると、強い重力でその星の表面の物質やガスを吸い込むので、物質が落ちてゆく際に何百度という高温になりX線を放出する。

 宇宙から強いX線を出している天体を見つければ、そこにブラックホールが存在すると考えられるのである。

 多くの銀河の中心部には強いX線が出ていることが確認されるので、銀河の中心部にはブラックホールがあると考えられている。

 まず太陽より大きい通常型のブラックホールができて、周囲のガスなどを飲み込んで大きくなり、中質量型に成長する。それが銀河の中心へと移動しながら、周囲の星と合体を繰り返しながら巨大タイプへと成長を続ける というのが現在有力な学説である。

 前記のとおり日本の学者らによって、その学説を裏付ける観測結果が得られたのである。

 ブラックホールに関する観測、研究は最近ハップル宇宙望遠鏡などの観測から、新しい事実がいくつも発見されており、それらの発見をもとに巨大ブラックホールの形成の解明が進んでいる。今まで謎であったことの解明に第一歩が踏み出されたところで、興味ある結果の発表が期待されるところである。

(2004.04.16)

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# by sakamoto_tmc | 2009-03-05 13:16 | 全体
菜種梅雨の先取りか?
「本日のパル」
                                                                                                                                                     冬冶さんのエッセイ・・・・・『国旗・国歌論争に思う』

 都立高校の卒業式等をめぐって、朝日新聞は国旗、国歌の強制に反対する社説を2回にわたって掲載した。

起立もせず国歌も歌わなかったからと処分するのはおかしい、教育委が処分をちらつかせて強制するのは行き過ぎだとも書いている。

 これに対し産経、読売は、本質をそらした朝日社説と批判の社説を掲げた。
4月2~4日にわたっての応酬であった。

 7日には朝日は大きく紙面をさいて、処分の内容を詳細に報道した。さらに11日には3人の有識者に、私の視点と題してこの問題についての意見を書かせている。

 東大教授は違法なルールの押し付けという題で、朝日の社説と同意見、これに対し作家で元文化庁長官の三浦朱門氏は、公務中の規定遵守は当然と書いている。

 さらに13日の朝日では、この論争について読者の意見を、賛成と批判とに分けて掲載している。それを読むと国民の認識、考えは二分していて、定まっていないようである。

 独立国である以上国旗、国歌は決まったものが必要である。「日の丸」や「君が代」が法的には国旗でも国歌でもないと、朝日や教員組合が主張したので、国としては法律で規定した。規定にも反対しているけれど、法律で規定された以上、これを認めるのが本筋であろう。

 思想、信条あるいは宗教上の理由で、「日の丸」や「君が代」に複雑な気持ちを持つ国民がいるのは事実である。そういう人々にむりやりに押し付けるのは、朝日のいうように民主主義国の姿としては悲しすぎると思う。
 
 だけど公的な行事で、国旗掲揚、国歌斉唱が決められている以上、自分の思想、信条と相違するからと、起立せず、国歌も歌わないことが許されるものだろうか。
この場合公務員の立場にあるのである。公務に従事している公務員としての義務であるはず。

 朝日は卒業式のような公的な行事で、教員が自分の信条に反するから、憲法に掲げる思想および良心を侵すからと、不起立、不斉唱を固守してもよいといっているようである。

 一方、「日の丸」を掲げ、「君が代」を歌うことは認めているが、掲げない自由、歌わない自由も認めるべきだと書いている。

 主催する甲子園の高校野球では、国旗掲揚も国歌斉唱もある。起立も斉唱もしない観客がいるが、退場を求めるとか、処分をたてに強制することはしていないとも書いている。

 公の卒業式と自由な野球観戦は同一レベルではない。

 どうも公私の立場ではなく、問題にしているのは国旗掲揚、国歌斉唱の方であるらしい。
「日の丸」、「君が代」はどうしても国旗、国歌と認められないと言っているように思うのである。

(2004.04.14)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・そりゃそりゃ!どぉじゃい?!わからんめぇ!
# by sakamoto_tmc | 2009-02-27 14:34 | 全体
2月なのに・・・。
「本日のパル」
                                                                                                                                                     冬冶さんのエッセイ・・・・・『モンシロチョウ』

 キャベツ畑で見るモンシロチョウのオスは100%間違いなくメスに近づき交尾する。
われわれはオス、メス見分けられないが、メスがなにもモーションしなくてもオスにはメスだとわかるようである。

 メスの羽と胴体を切り離して、別々にキャベツの葉の上に置いておくと、オスは羽の方のみに近づいて交尾しようとするから、メスを羽でメスと判断していることがわかる。

 したがって人間には同じように見えても、オスの目にはメスの羽がオスの羽と違うように見えていると推察される。

 いろいろと野外実験を重ねた結果、人間には見えない光でモンシロチョウには見える色は紫外線の色であることがわかったのである。

 紫外線透過フィルターを使って写真を撮ったところ、メスの羽は背面も腹面も紫外線を反射して白く写ったが、オスの方は一様に紫外線を吸収して黒く写ることがわかり、オスは紫外線の色で、判別していることが明らかになった。

 しかし人間には紫外線は見えないので、実際メスの羽がどんな色をしているのかわからない。

 モンシロチョウは専ら視覚的にメスを探し当て、そのあとは特別な感覚刺激がなくても繁殖行動に入ることができるが、他の蝶はオス、メス接近の後,次の段階に進むためには、なんらかの化学的刺激が必要であるから、モンシロチョウは蝶の仲間でも特別のようである。

 3月18日の新聞に、欧州などのモンシロチョウはメスの羽に紫外線の色がなかったと、小原農大教授が発表している。

 モンシロチョウが西から東へ生息域を広げる途中、現在の中国で花嫁衣裳ともいうべき紫外色を進化させたと見られるという。

 英国のほか、スペイン、中欧、中東、中央アジア、中国西部などでも紫外色はなく、中国東部、韓国では日本と同じくメスに紫外色があり、中国が羽色の進化の分岐点になっていることがわかったという。

 だとすると、欧州などのモンシロチョウのオスは、羽の色でメスを見分けられないことになるから、何で判断しているのだろうかと、疑問がわいてくる。

(2004.04.09)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・これも判るかなあ?!判んないだろうなぁ!

# by sakamoto_tmc | 2009-02-23 14:08 | 全体
13日の金曜日。それがどーした。
「本日のパル」
                                                                                                                          冬冶さんのエッセイ・・・・・『ホタルの光』

 ホタルの光の発光メカニズムが、思わぬところで活用され、簡単に殺菌をチェックできる衛生検査技術をキッコーマンが開発した。

 病気や食中毒の原因となる細菌のチェックに既に外食産業の調理場や医療施設、学校などで実用化されているそうである。

 ホタルの尾部の発光器官には、ルシフェリンという発光物質をもっており、細胞に含まれる生物のエネルギー源のアデノシン三リン酸(ATP)に反応し、酸素と結合して発光する。その時触媒として働く酵素ルシフェラーゼとマグネシュウムイオンが使われる。

 ATPはすべての生物の細胞に含まれ、リン酸を一分子切り離してエネルギ-を放出する。生命活動には不可欠なエネルギ-源である。

 ホタルは触媒酵素ルシフェラーゼを使ってこのATPのエネルギーを効率よく光に変換しているのである。

 ATPは細菌の細胞にも含まれ、菌が死んでも残るので、発光物質ルシフェリンと酵素ルシフェラーがあれば、細菌のATPで細菌をホタルの光のように発光させることができる。細菌の存在がその光の強弱で、汚染度合いも判定できることになる。

 発光物質のルシフェリンは今では化学合成で簡単に作ることができる。触媒酵素のルシフェラーゼはホタルの尾部をすりつぶして抽出するので、値段も1g約1千万円と高額で、その1gを抽出するのに大型ホタルを10万匹も必要とした。

 今回研究チームが遺伝子組み換え技術を応用して大腸菌にルシフェラーゼを作らせ、大量生産し、測定機器の製品化に成功したのである。

 火星に地球の雑菌流入を防ぐため、NASAの火星探査機にも、この検査法が用いられ、細菌チェックが行われたということである。

(2004.04.03)

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鷹匠クイズ「ここはどこ?」・・・ほれほれ!どうじゃ?!

# by sakamoto_tmc | 2009-02-13 14:18 | 全体
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